サドルのセットバックは3つの足し算で決まる
セットバックはBB中心からサドルが後ろに下がった水平距離です。この値はフレームのシートチューブ角度、シートポストのオフセット、サドルレールで前後に動かした量がすべて足し合わされて決まります。だから同じフレームでもシートポストを替えるとセットバックが20mm近く変わることがあります。この計算機はサドル高と角度からシートチューブ分を求め、オフセットとレール調整量を足して実際のセットバックを表示します。
計算はすべて三角関数です。シートチューブに沿ったサドル高をL、角度をθとすると水平分はL×cos(θ)、垂直高さはL×sin(θ)になります。ここで出る実効シートチューブ角度はサドルの実位置を角度に戻した値なので、フレーム表記の角度とは違います。ペダル軸の基準に使うKOPSは伝統的な参考基準にすぎないため、推奨範囲を定数にせずクランク長で位置だけを示しました。2026年11月時点の内容で、サドルの形やレール長によって実際に動かせる幅は製品ごとに違います。
クランク長を求める計算やハンドル幅、リーチ・スタックの比較は扱いません。
よくある質問
セットバックがマイナスになることもありますか?
あります。前傾したシートポストを使ったり、レールを前に出すとサドルがBBより前に来てマイナスになります。トライアスロンやTTの姿勢では珍しくない値です。
サドル高はどこまで測りますか?
BB中心からシートチューブに沿ってサドル上面中央までの長さです。シューズを履いた脚の長さではなく、自転車側の寸法を入れてください。
KOPSに必ず合わせるべきですか?
いいえ。KOPSは長く使われてきた参考基準で、生体力学的に検証された正解ではありません。出発点として使い、実際のペダリング感で調整してください。