速度を少し上げると必要なパワーはずっと大きく増える
同じ速度でも姿勢によって必要なパワーは大きく変わります。空気抵抗は½ × 空気密度 × CdA × 相対風速² × 走行速度で増え、CdAは上体を起こした姿勢とエアロ姿勢で約1.5倍違います。これに転がり抵抗と勾配分を足すと必要パワーになります。
向かい風は空気抵抗の計算にだけ入ります。相対風速が走行速度より大きくなるため、時速10kmの向かい風は平地を登りのようにします。逆に勾配がマイナスなら重力が仕事をするので必要パワーは0以下になり、ペダルを踏まなくてもその速度が出ます。
姿勢別のCdAを定数で固定せず入力欄に入れる方式にしたのは、文献値の幅が広く、同じ姿勢でも肩幅・ヘルメット・ホイールで変わるからです。空気密度も標高と気温で変わるため入力欄です。2026年11月時点の構成です。
この計算機は決めた速度を出すのに必要なパワーだけを扱います。登りの所要時間は扱いません。ドラフティングで節約されるパワーやホイール軽量化の効果も扱いません。
よくある質問
CdAはどうすれば分かりますか?
風洞やパワーメーターで測らないと正確には分かりません。姿勢別の参考値から始め、実際のパワーと速度が合わなければ値を調整してください。
ドロップ姿勢にするとどれだけ得ですか?
CdAだけ変えて2回計算して比べればすぐ分かります。速度が高いほど差は大きく、低速ではほとんどありません。
空気密度には何を入れますか?
海面15℃の基準は1.225kg/m³です。高地や暑い日はこれより低く、同じパワーでより速く走れます。