キリル文字をラテン文字で書く方式
このキリル文字ローマ字変換器は、ロシア語のキリル文字をラテン文字に移し、ラテン文字で書かれたロシア語をキリル文字に戻すツールです。ロシアの地名や人名を英文の書類に書くとき、または英文資料で見た名前のもとの表記を探すときに使えます。入力するとその場で結果が変わり、結果はコピーできます。韓国語の資料ではロシアの地名をハングルで書くことが多いため、まずラテン文字に直してから照らし合わせると探しやすくなります。
このツールで最も大事な選択は翻字の方式です。キリル文字をラテン文字で書く方式は一つではなく、どの方式を使ったかを示さないと結果が違う理由が分かりません。そこで二つの方式を選べるようにしました。BGN/PCGN(1947、ロシア語)は米国地名委員会と英国地名常任委員会が定めた方式で、英語圏の地図や報道が使います。ж zh、х kh、ц ts、ч ch、ш sh、щ shch のように英語の子音の組み合わせを使い、е は語頭・母音の後・й・ъ・ь の後では ye と書きます。ISO 9(1995)は一字に一字を割り当てる国際規格で、ž č š ŝ è û â などの記号を使うためラテン文字からキリル文字へ正確に戻せます。結果欄の下に適用した方式を書いているので、ほかの資料と比べるときの手がかりになります。
実装していないことを明記します。一つ目はロシア語のアルファベット33字だけを扱うことです。ウクライナ語の і・ї・є・ґ、セルビア語の љ・њ・џ、ブルガリア語やモンゴル語で変わる表記は適用せず、方式に対応のないキリル文字はそのまま残して結果に別表示します。二つ目は定着した慣用表記を当てないことです。Ельцин は BGN/PCGN では Yelʹtsin になりますが一般には Yeltsin と書かれるように、人名や商標のようにすでに別の表記で広く知られている場合はその表記を使うのが筋です。三つ目は、ラテン文字からキリル文字へ戻す向きは同じラテン字が複数のキリル字から来るため完全ではないことです。戻すことが目的なら ISO 9 の方が安全です。この結果は自動適用の結果であり確定表記ではありません。基準時点は2026年10月です。
よくある質問
キリル文字をラテン文字で書く方式は一つではありません。同じ х を BGN/PCGN は kh、ISO 9 は h と書きます。どの方式を使ったかを示さないと結果が違う理由が分からないため、方式を選べるようにし、結果に適用した方式も表示しています。
BGN/PCGN は英語圏の地図や報道で使う方式で、ж zh、х kh、ц ts、ч ch、ш sh、щ shch のように英語の子音の組み合わせを使います。ISO 9 は一字に一字を割り当て ž č š ŝ などの記号を使うため、ラテン文字からキリル文字へ正確に戻せます。
BGN/PCGN は е を語頭、母音の後、й・ъ・ь の後では ye と書き、それ以外では e と書きます。そのため Ельцин は Yelʹtsin(ь は ʹ)になります。ISO 9 では位置に関係なく常に e です。