ボリンジャーバンドを数字で読む
ボリンジャーバンドは中心線(期間の移動平均)の上下に、標準偏差の一定倍だけ帯を描いた指標です。既定の20日・±2σは「直近20日の終値が正規分布に近いなら約95%がこの帯に収まる」という前提から来ています。帯の幅を決めるのは価格ではなく変動率なので、静かな局面では狭まり、急騰・急落の局面では広がります。
計算は3行で終わります。中心線 = 直近n日の終値の単純平均、上側 = 中心線 + k × 標準偏差、下側 = 中心線 − k × 標準偏差です。この計算機は標準偏差を母集団基準(nで割る)で求めます。証券会社のチャートも多くが同じ方式なので値が合い、標本基準(n−1)で計算するソフトとは小数点以下でわずかな差が出ることがあります。
バンド幅は (上側 − 下側) ÷ 中心線、%Bは下側を0・上側を100としたときの終値の位置です。%Bが100を超えれば上側を抜けた状態、0を下回れば下側を割った状態です。ただしバンドは売買シグナルではなく変動率の地図です。上側に触れたことが天井を意味するわけではなく、強いトレンドでは帯に沿って上がり続けることもあります。期間と倍数は自由に変えられるので、使っているチャートの設定に合わせてください。2026年10月時点の式と既定値を適用しています。
よくある質問
移動平均の期間と同じか、それ以上必要です。20日バンドなら終値20個が最低限で、直近の流れを表でも見たいなら25~30個入れると見やすくなります。期間より少ないと計算されず案内文が出ます。
変動率が小さくなった局面という意味です。方向は教えてくれませんが、狭まったあと幅が再び広がるときに大きな動きが伴うことが多く、変動率の変化を見る目安として使われます。
いいえ。上側を超えたという事実だけを示す数字です。トレンドが強いときは%Bが100より上に留まったまま上昇が続くこともあるため、出来高やトレンド系の指標と合わせて見るのが安全です。