22.5という数字はどこから来たのか
グレアムナンバーは√(22.5 × EPS × BPS)で求める理論株価の目安です。ベンジャミン・グレアムが『賢明なる投資家』で守りの投資家の基準として示した2つの線、PER15倍以下とPBR1.5倍以下を掛けた値が22.5です。つまり「PER × PBRが22.5を超えない価格」を式に置き換えたものがこの公式です。そのためこの計算機はPER × PBRの値も一緒に表示します。この値が22.5より小さければ、現在値がグレアムナンバーより安いという意味になります。
利益と純資産の両方がプラスでなければ計算できません。EPSが赤字だったり純資産がマイナスだと平方根の中が負になり式そのものが成り立たず、この計算機も案内文を出します。またEPSは1年の業績で大きく振れるため、グレアムは複数年の平均利益を使うよう勧めました。一度きりの利益が混じった年のEPSを入れると理論株価が高く出すぎます。係数欄を15や12に下げてより控えめに見る方法もあるので、表で比べられるようにしました。
この公式は資産と利益が安定した製造業や金融業には役立ちますが、資産がほとんどなく成長で価値を作る会社には合いません。無形資産の比重が大きい会社はBPSが小さいため、グレアムナンバーが低く出すぎます。1つの数字で売買を決める道具ではなく、価格が資産・利益に対してどのあたりかを測る目盛りとして使うのが適切です。EPSとBPSは直近の決算資料を基準に、株価は計算する日の終値で時点をそろえて入力してください。
よくある質問
式がEPSとBPSを掛けた値の平方根なので、どちらかがマイナスだと平方根の中が負になり値が出ません。赤字や純資産がマイナスの会社にこの指標は使えず、計算機も案内文を出します。
それだけで決めるには足りません。この公式は資産と利益が安定した会社に合わせた控えめな目盛りなので、成長株や無形資産の比重が大きい会社では低く出すぎます。自己資本比率やキャッシュフロー、業種の特性も合わせて見る必要があります。
できます。22.5はPER15倍 × PBR1.5倍から来た値なので、より控えめに見るなら15や12を入れてください。表で係数ごとのグレアムナンバーと乖離率をまとめて比べられます。