出面の労務費は日当の合計では終わらない
現場でその日に使った労務費を合わせるには、人数 × 日当だけでは足りません。深夜や休日に入れた日には割増がつき、事業主が負担する社会保険料と建設業退職金共済の掛金が別に乗ります。この計算機は技能工・普通作業員の人数と日当、作業日数、深夜・休日の日数と割増率、保険の負担率と建退共の掛金を受け取り、出面基準の総労務費を表示します。
算出の考え方
1日の労務費は職種別の人数 × 日当の合計で、基本の労務費はそれに作業日数を掛けた値です。割増は1日の労務費に深夜・休日の日数と各割増率を掛けて加え、社会保険は基本と割増を合わせた金額に負担率を掛けます。建退共は総出面人日に掛金を掛け、1人あたりの平均日当は総労務費を人日で割った値です。
使うときの注意
日当・割増率・保険料率・建退共の掛金は契約や告示によって毎年変わるため、その年度の値を確認して入力してください。昼食・交通・宿舎の補助、重機オペレーターの手当、下請の管理費は含みません。標準歩掛で所要人工を算出する方式は取り扱いません。2026年10月時点の内容です。
よくある質問
日当や割増率を自分で入力するのはなぜですか?
現場の日当は職種・地域・会社で異なり、深夜や休日の割増は労働契約や労働協約で決まります。毎年変わる値のため固定せず入力欄にしています。
歩掛で労務費を出すときにも使えますか?
使いません。この計算機は実際の出面人数と日当を掛ける方式です。数量に歩掛を掛けて所要人工を求める方式は、工種別の歩掛計算機で別に計算してください。
社会保険の事業主負担率と建退共の掛金はどこで確認しますか?
健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険の事業主負担率は毎年改定され、建設業退職金共済の掛金日額も変わります。その年度の告示と通知書で確認した値を入れてください。