釣り糸の寿命は回数より保管状態で決まる
釣り糸は使っている間だけ傷むわけではありません。ナイロンは水を含んで紫外線を受けると分子の鎖が切れ、フロロカーボンは吸水が少ない代わりに衝撃でヒビが入ります。PEは吸水がない反面、ガイドとの摩擦や潰れに弱いです。そのため同じ回数使った糸でも状態はまったく違います。
この計算機はライン種類ごとの寿命を定数にしていません。製品グレードや保管条件で何倍も変わる値なので、基準の交換回数を自分で入れ、種類と保管の選択では消耗倍率だけを反映する形にしました。二つの選択値の積に追加倍率をさらに掛けるので、より過酷に使うなら倍率を上げて入れてください。
根掛かりや大物を取り込んだ釣行は、一度で何回分も使ったのと同じです。加算欄にその回数を入れると消耗率に反映されます。車のトランクに置いた糸が早く劣化するのは、夏のトランク内が60度を超えやすいからです。
この計算機が扱わないこと
ハリスの号数選びやリールに巻ける糸の長さは扱いません。自転車のチェーンやブレーキパッドの寿命も範囲外です。基準時点は2026年11月です。
よくある質問
先の方だけ切って使えば長く使えるかな?
ガイドや底に当たる先端から傷むので、数m切って巻き直せば実際に長く使えます。ただしスプール下側にも潰れた跡があるなら、全部交換するほうが安全です。
海水で使った糸はどう保管するかな?
真水で塩分を落として完全に乾かし、光が入らない場所に置いてください。濡れたまま暗い容器に入れると、巻かれた形のまま変形が残ります。