ローターはてこ、総重量が増えれば長さが要る
ディスクブレーキの制動トルクは、パッドが押す力にローター半径を掛けた値です。同じキャリパーとレバー入力なら、ローターが大きいほど同じ手の力で大きなトルクが出ます。一方で止まるのに必要なトルクは総重量に比例します。そこでこの計算機は、ローターが足りていた基準条件の総重量と今の総重量を比べ、同じ制動感を保つなら径がいくつ必要かを換算します。
体重別の推奨ローター表を使わないのは、それがメーカーごとの慣行で法定基準ではないからです。市販ローターの一般的な規格一覧(140・160・180・203・220mm)だけを使い、判定のしきい値は定数にしていません。下りの制動出力は重力成分から出る物理量で総重量×重力加速度×速度×勾配成分、総制動エネルギーは総重量×重力加速度×標高差です。2026年11月時点の内容で、フレーム・フォーク・キャリパーが許す最大のローター径を必ず確認してください。制動部品は数値だけで判断せず、専門の整備を受けてください。
パッドの交換時期や油圧ラインの整備は扱いません。
よくある質問
体重別の推奨ローター表を使わない理由は何ですか?
その表はメーカーごとに違う慣行で、法規ではありません。だからしきい値を固定せず、制動トルクがローター半径に比例する関係で基準条件との換算だけを行います。
換算径より大きいローターを付けてもいいですか?
フレーム・フォークとキャリパーが許す最大径が決まっています。許容を超えるとマウントが持たないので、必ずメーカー資料を確認してください。
前後でローター径を変えてもいいですか?
制動の分担が前に寄るため、前を大きくする組み合わせはよくあります。ただし許容径とキャリパーのアダプターは前後で別に指定されています。