交通事故や転落のような重症外傷で搬送されると、入院費の形が普段の入院とまったく違います。最初の数日は救命救急病棟で1日あたりの医療費が跳ね上がり、状態が落ち着いて一般病棟へ移ると単価が大きく下がります。そのため「1日いくら」では総額が見えません。この計算機は救命救急病棟の期間と一般病棟の期間を別々に入れて、二つの区分の自己負担に手術・処置と自費を足した支払見込みを表示します。
計算は、区分ごとに1日あたりの医療費へ日数をかけ、窓口負担割合を適用します。手術・処置の医療費にも同じ割合をかけて足し、自費は全額をそのまま加えます。最後の行の1日あたり平均は、支払見込みを入院日数の合計で割った値なので、救命救急病棟の比重が大きいほど高くなります。表では四つの内訳がそれぞれどれだけを占めるかを見比べられます。
1日あたりの医療費は病院の種別や傷病によって変わるので、案内された金額をそのまま入れてください。救命救急入院料などの点数は改定で動くため、この計算機は点数を持たず医療費の実額を受け取ります。高額療養費制度により、実際の月の負担は所得区分ごとの自己負担限度額までになります(この計算には含みません)。窓口負担は区分ごとに割合をかけて10円未満四捨五入(健康保険法第75条)しています。交通事故で健康保険を使うときは保険者への「第三者行為による傷病届」が必要です。2026年10月時点の内容です。
出典:厚生労働省「診療報酬点数表」・全国健康保険協会(協会けんぽ)(2026年10月時点)。
よくある質問
入院中なら中間の請求書に1日単位で載ります。入院前であれば、病院の医事課に救命救急病棟の1日あたりの目安を聞いてその金額を入れてください。
反映しません。この計算機は窓口で払う見込み額までを出します。月の上限を超えた分の払い戻しは、限度額適用認定証や事後申請で別に手続きします。
差額ベッド代や文書料、入院中の食事の自己負担(標準負担額)などです。保険と併用できる自費は差額ベッド代・文書料・選定療養などに限られます。保険外の治療・材料を同じ診療で使うと混合診療となり、原則として全体が自由診療(全額自費)になります。