水槽ガラス厚計算機の使い方
水槽は水が深くなるほど壁面にかかる圧力が大きくなります。同じ幅でも水位が高いほど厚いガラスが必要で、浅くて横長なら上部が開く変形が問題になります。幅・奥行き・水位とガラスの許容応力・安全率を入れると、計算上必要な厚さと水圧・水量が出ます。
計算の根拠
水の比重は1.0なので1Lが1kgです。最大水深での水圧は水の密度 × 重力加速度 × 水深で求めます。ガラス板は四辺が単純支持された板とみなし、短いほう(幅と水深の小さい値)を有効スパンに、最大水圧が均等にかかると仮定した保守的な近似です。単位幅あたりの曲げモーメントは 水圧 × スパン² ÷ 8、必要な厚さは √(6 × モーメント × 安全率 ÷ 許容応力) で計算します。
注意する点
ガラスの許容応力と安全率は、ガラスの種類・加工状態・接着方法・使用年数で変わります。そのため二つの値は入力で受け取ります。計算結果は参考であり安全を保証しません。実際の製作と厚さの決定は必ず水槽製作の専門家に相談してください。台の状態、シリコン接着の品質、角の加工、上部補強の有無が実際の強度を左右します。2026年11月時点の内容です。
よくある質問
なぜ幅と水深のうち小さい値をスパンに使うのですか?
板は短いほうへより大きくたわむからです。短い辺を基準にすると計算が安全側に寄り、厚さを少なく見積もるのを避けられます。
許容応力と安全率をなぜ自分で入れるのですか?
同じガラスでもフロートと強化、切断面の加工で設計に使う値が違い、製作会社の基準も異なります。値を固定すると誤った案内になるため、確認した値を受け取ります。
上部補強の帯はいつ必要ですか?
幅が長く水深が深いほど上部が外へ開きます。幅が水深の2倍以上なら検討を促しますが、形を見る目安で規格ではないため、製作の専門家の判断に従ってください。