排水管は「どこに入っているか」で値段が変わる
シンクの排水管交換費のうち、配管の材料費は思ったほど大きくありません。金額を分けるのはその配管が露出か、壁に埋設されているか、床(スラブ)へ抜けるかです。シンク下に露出していれば解体がなく工賃だけですが、埋設なら壁を開口してタイル・左官を復旧する必要があり、復旧費が配管代を超えることもあります。この計算機は配管の位置を露出にすると解体・復旧費を0として扱い、埋設・床排水ならその金額を足して1mあたりの総単価まで表示します。
症状も先に切り分けましょう。水が流れないつまりは交換ではなく高圧洗浄や管通しが先で、臭いは配管ではなくトラップの封水が切れていることが原因の場合が多いです。交換が必要なのは、管が劣化して接合部から漏れる水漏れの方です。
見積が跳ねるポイント
| 条件 | なぜ高くなるか | 見積書で確認すること |
|---|---|---|
| 埋設配管 | 壁や床を開口してタイル・左官を復旧する必要がある | 復旧の範囲と仕上げ材 |
| 立管の接続部 | 立管は共用部分なので管理組合(窓口は管理会社)への申請と、上階への排水停止の告知が必要 | 申請の代行が含まれるか |
| シンク下台の解体 | 下台を外さないと手が入らない造りが多い | 下台の組み戻しが含まれるか |
| 階下への漏水 | 天井の補修やクロスまで及ぶと金額が何倍にもなる | 被害範囲を確認する時点 |
| 夜間・休日の緊急 | 緊急出動の割増がつく | 割増率と適用時間帯 |
この計算機が扱わないもの
シンクそのものの交換やキッチン本体の交換、蛇口の水漏れ修理は扱いません。つまりの解消(高圧洗浄)、階下への漏水被害の補修、共用立管の更新、夜間・休日の緊急割増も含みません。
配管と復旧の単価は業者・地域・時期・現場の状態で大きく変わります。だから平均単価は埋め込まず、すべての金額を入力欄にしました。見積は2~3社から取って比べてください。画面の構成は2026年10月時点のものです。
よくある質問
ほとんどはトラップの封水が切れているか、トラップがずれている場合です。トラップを交換するか付け直すだけで収まることが多いので、配管交換の見積の前にトラップの状態を見てもらってください。
壁へ抜けるPトラップの造りなら、シンク下だけで終わることが多いです。ただし下台を外さないと手が入らない造りもあるので、下台の解体と組み戻しが見積に入っているか確認してください。
配管の交換より先に被害範囲の確認が必要です。階下の天井補修やクロスまで及ぶと金額が何倍にもなり、責任の範囲も分かれます。この計算機には階下の被害補修の費用は入っていません。