外壁のひび割れは「長さ」より「高さ」が費用を決める
外壁のひび割れ補修は1mあたりの単価で見積を受けますが、実際の金額を支配するのはその高さまでどう上がるかです。1~2階の脚立作業なら材料と工賃が大半ですが、3階以上で高所作業車や足場が入ると機材費がひび割れ補修費を超えることがよくあります。そこでこの計算機は高所作業費を別に受け取って総額に占める比重を表示し、足場を選んだときは架面積×㎡単価で計算します。
工法はひび割れの幅で分かれます。0.3mm未満のヘアークラックは表面処理、0.3~1.0mmはUカット充填、それより広い場合や段差・漏水があるときはエポキシ注入や構造の点検に進みます。幅が広がり続ける「動いているひび割れ」を表面だけふさぐと同じ場所が再び割れるので、幅を測って記録し数か月後に比べるのがおすすめです。
見積が跳ねるポイント — 階数が材料より効く
| 条件 | なぜ高くなるか | 見積書で確認すること |
|---|---|---|
| 3階以上 | 高所作業車・ロープ・足場が必要で補修費より機材費が大きくなる | 機材が1日単位か工事一式か |
| 足場の設置 | 架面積の単位で加算されひび割れ補修費の数倍になることもある | 解体・運搬費が含まれるか |
| 道路・駐車の使用 | 高所作業車を置く場所がないと許可や誘導員が必要になる | 許可の申請代行と誘導員の費用 |
| 塗装の色合わせ | 補修箇所だけ塗ると色が浮き、面単位の塗り直しになる | 塗り直しの範囲 (箇所/面/全体) |
| 漏水を伴う | 防水の補修が先に必要で、室内の仕上げまで及ぶ | 防水・室内補修が別見積か |
この計算機が扱わないもの
外壁全体の塗り替え、屋上防水、構造補強(炭素繊維・鉄骨補強)、建物診断の手数料は扱いません。ひび割れの原因調査、室内の仕上げ補修、道路使用許可の手数料、誘導員の費用も含みません。
補修単価と機材費は業者・地域・時期・建物の条件で大きく変わります。だから平均単価は埋め込まず、すべての金額を入力欄にしました。見積は2~3社から取って比べてください。画面の構成は2026年10月時点のものです。
よくある質問
0.3mm未満で幅がそれ以上広がっていなければ、急がない場合が多いです。ただし雨が当たる面や、窓枠の角から斜めに伸びるひび割れは水の通り道になるので、表面処理だけでもしておく方が安心です。
機材費は下がりますが作業条件が限られます。屋上に安全な固定点が必要で、作業者の保険と安全対策が前提です。ひび割れが複数階に散っているなら、足場を架けて一度に終える方が結果的に安いこともあります。
補修箇所だけ塗ると色が浮いてかえって目立つことが多いです。そのため面単位の塗り替えを勧める業者が多く、その分金額は上がります。見積書に塗り替えの範囲が箇所か面か全体かを書いてもらってください。