配管を隠す費用は長さより「仕上げを作り直す値段」です
エアコンの配管を壁や天井の中に隠す工事は、配管そのものより仕上げを作り直す値段が大きいです。だから同じ長さでも入居前なら安く、入居後なら高くなります。内装工事の最中に配管を先に通しておくのが先行配管で、このときは左官やクロスがどうせ新しくなるため復旧費が別に掛かりません。計算機で先行配管にチェックを入れると復旧費が外れるのはこの理由です。
二つ目の変数は穴あけです。壁を貫通する穴は箇所数で数え、コンクリートの耐力壁ならコアドリルの作業と鉄筋位置の確認が付きます。マンションでは管理組合への届け出が必要な場合もあります。三つ目は点検口です。天井に配管を入れると後から漏水や冷媒漏れを見られるようにしておく必要があるので、点検口を設けるほうが安全です。隠蔽後に不具合が出ると壁や天井をもう一度開けることになるため、保証の範囲と責任の所在を契約書に残してください。メーカー保証の対象外になる条件も先に確認します。
リフォームの単価には公的な基準価格がありません。業者・地域・時期・現場の状態で大きく変わるので見積りは2~3社取って比べてください。例の数字は入力形式を示すためのもので相場ではありません。2026年10月時点で、消費税10%は含めるかどうかを自分で選べます。
隠蔽配管で金額が跳ねるところ
| こんな条件なら | 追加される作業 | 先に確認すること |
|---|---|---|
| コンクリート耐力壁の穴あけ | コアドリル・鉄筋位置の確認 | 管理組合への届け出の要否 |
| 天井内に隠蔽 | 木工ボックスの製作・点検口 | 点検口の位置と大きさ |
| 入居後の工事 | 家具の移動・養生・乾燥待ち | 何日家を空けるか |
| 配管が長くなる | 冷媒の追加充填・配管の勾配 | メーカー推奨の最大長さ |
| 隠蔽後の漏水・冷媒漏れ | 壁・天井の再解体 | 保証範囲と責任の所在 |
| 経路に梁が当たる | 迂回経路・長さの追加 | 天井裏の実測 |
この計算機は配管を隠す工事だけを見ます。エアコンの移設・再設置そのものは扱いません。室外機の移動や架台の設置、冷媒の追加充填、真空引き、専用回路の増設、家具の移動、高所作業車も入っていません。
よくある質問
仕上げ復旧費が外れるので差が大きいです。入居前の内装工事中に配管を先に通せば、左官やクロスはどうせ新しくなるため復旧が別に必要ありません。計算機の先行配管のチェックを切り替えると、その差がそのまま見えます。
配管を天井内に入れると、後から漏水や冷媒漏れが起きたときに手を入れる方法がありません。点検口があれば天井を開けずに確認できるので、費用に対して安全な選択です。
壁や天井をもう一度開けるので復旧費がまた掛かります。だから隠蔽は施工品質と保証条件が大事です。配管の接合部の位置、漏水時の責任の所在、保証期間を契約書に書いておいてください。