植穴サイズ計算機の使い方
樹木を植えるとき、植穴は根鉢より余裕を持って掘る必要があります。根鉢にぴったり掘ると埋め戻す土を突き固めて入れる隙間がなく、根が外へ伸びていく余裕も生まれません。
計算は根元径から始まります。日本では樹木の太さを周長で測ることが多いため、入力は根元周を基本にし、円周率で割って根元径に換算します(根元径を直接入れることもできます)。根元径に根鉢径の倍率を掛けて根鉢の径を求め、根鉢の径に深さ比率を掛けて根鉢の深さを得ます。そこに片側余裕を両側分足せば植穴の直径になり、底の余裕と排水層の追加深さを足せば植穴の深さになります。掘削体積は植穴を円柱として近似して計算し、埋戻し土量は掘削体積から根鉢の体積を引いた値です。
植穴を円柱と見るのは数量算出でよく使う近似です。
根鉢径の倍率と深さ比率、片側余裕、排水層の追加深さは樹種・地盤・設計基準で変わるため、この計算機には固定値を入れずすべて入力欄にしています。設計図書と樹種別の移植資料で確認した値を入れてください。2026年10月時点の案内です。掘取・運搬を含む移植費用の算出は、この計算機では扱いません。
よくある質問
樹種と根の形、移植の時期で変わります。根が横に広がる樹種は根鉢を広く浅く、直根性の樹種は狭く深く取ります。設計図書や樹種別の移植資料に書かれた基準を確認して入力してください。この計算機は固定の倍率を使いません。
入力方法で「根元周」を選べば、巻尺で測った周長をそのまま入れられます。円周率で割って根元径に換算し、結果にも表示します。日本の樹木規格の幹周Cは根鉢の上端から1.2m上で測った周長なので、根元周より小さい値です。幹周Cしか分からない場合は、根元径と胸高直径の換算機で根元の太さに直してから入れてください。
植穴の底に砂利の排水層を足したり有孔管を入れたりするため、その分だけ深く掘る必要があります。追加深さの欄に入れれば植穴の深さと掘削体積に一緒に反映されます。ひどい場合は地盤を掘り下げるより土を盛って植えるほうが安全なこともあるので、設計で合わせて検討してください。