点滴灌水のホース長計算機の使い方
点滴灌水は植栽の列ごとにホースを敷き、一定間隔の点滴口から水をゆっくり落とす方式です。資材の算出に必要な値はホースの総延長とドリッパーの個数、そしてその2つから出る合計流量です。
計算は3つに分かれます。ホースの長さは1列の長さに接続の余長を足し、列数だけ掛けます。ドリッパーの個数は1列の長さを間隔で割って区間数を求め、両端の分として1を足してから列数を掛けます。合計流量はドリッパーの個数に1個の吐出量を掛けた値で、そこに灌水時間を掛けると1回に入る水の量が出ます。
設計で大事なのは合計流量が供給能力の中に収まるかどうかです。流量が超えるとホースの末端で圧力が落ち、手前だけ水を受けて末端が乾きます。そのときは区画を分けて時間帯をずらすか、圧力補償型ドリッパーのように圧力変化に鈍い製品を検討します。
ドリッパーの吐出量と間隔は製品ごとに違うため、この計算機には固定値を入れず入力欄にしています。基準や製品仕様は随時変わるので、製品仕様書や仕入先の資料で確認した値を入れてください。2026年10月時点の案内です。スプリンクラーのヘッド配置と作物別の必要灌水量の設計は、この計算機では扱いません。
よくある質問
ホースの両端にも点滴口が来るためです。長さを間隔で割れば区間数が出て、点は区間より1つ多いので1を足します。製品が一定間隔で点滴口を内蔵したホースなら、実際の個数は製品規格に従います。
ポンプと給水の能力、そしてバルブで分ける区画の数を決めるときに使います。合計流量が供給できる流量を超えると末端のドリッパーから水が出なくなるので、区画を分けて時間をずらして灌水する必要があります。吐出量は製品仕様書の値をそのまま入れてください。
この計算機は列ごとにホースを敷いて点滴口から水を落とす点滴灌水の方式だけを扱います。半径状に水をまくスプリンクラーのヘッド間隔・ヘッド数は方式が違うため、別の計算機をご利用ください。