Tinseth式で自家製ビールのIBUを正確に計算する
IBU(International Bitterness Units)はビールに溶け込んだ異性化アルファ酸の濃度(mg/L)を示す指標で、ホームブルワーが自分のレシピがどれだけ苦いビールになるかを予測する際に最も参考にする値です。この計算機はホームブルー業界で最も広く使われるTinseth式を使用しています。
Tinseth式は2つの要素を掛け合わせて異性化率(Utilization)を求めます。1つ目は麦汁比重による損失率で、比重が高いほどアルファ酸が溶解しにくく異性化率が下がります。2つ目は煮沸時間による異性化進行率で、時間が長くなるほど増加しますが曲線が徐々に緩やかになります。この2つを掛け合わせた異性化率にホップのアルファ酸含量と重量を反映して最終的なIBUを計算します。
ドライホップのように煮沸せずに加えるホップはこの式には含まれず、香りや風味には貢献しますがIBUにはほとんど影響しません。苦味を上げたい場合は煮沸初期に入れるビタリングホップの量を増やすか、アルファ酸の高い品種を選ぶのが効果的です。香りを生かすには煮沸後半や火を止めた直後にホップを追加する方法を使います。
よくある質問
IBU(International Bitterness Units)はビールに溶け込んだ異性化アルファ酸の濃度を示す苦味指標です。数値が高いほど苦味が強く、一般的なラガーは5~20、IPAは40~70以上の場合が多いです。
煮沸時間が長くなるほどアルファ酸の異性化率(utilization)が上がりIBUが増加しますが、60分を超えると増加幅は徐々に減っていきます。香りを生かすなら短く、苦味を上げるなら長く煮沸します。
麦汁の糖度(比重)が高いほどアルファ酸が溶解する効率が落ち、同じホップ量でも実際に異性化する割合が低くなります。このため高比重の麦汁ではIBUが計算上低くなります。