VPNの速度低下、どうすれば最小限に抑えられる?
VPNを使うと速度が落ちるのは避けられません。すべてのパケットが暗号化されVPNサーバーを経由するためです。速度低下は主に2つの要因で決まります。1つ目はプロトコルのオーバーヘッド(暗号化方式)、2つ目はサーバーの物理的な距離(レイテンシ)です。
プロトコル別速度比較
WireGuardは4,000行未満の軽量コードで実装された最新プロトコルで、オーバーヘッドが5%程度と最小です。IKEv2/IPSecはモバイルで安定しており12%程度の損失です。OpenVPNはTCPモードで最大35%の速度低下が生じますが、ファイアウォール回避に優れています。速度を重視するならWireGuard対応のVPNサービスを選びましょう。
サーバー選択の戦略
最大速度を維持するには、地理的に最も近いサーバーを選ぶのが基本です。Ping(レイテンシ)30ms以下なら国内相当、50〜100msは近隣国、150ms以上は大陸をまたぐサーバーです。特定地域のコンテンツにアクセスする目的がなければ、常に最寄りのサーバーを選択してください。
スプリットトンネリングの活用
スプリットトンネリング機能を使うと、VPNが必要なトラフィックだけを経由させ、それ以外は通常回線で処理できます。国内サービスや動画ストリーミングはVPNを通さないよう設定すれば、全体的な速度を維持しながら必要な保護だけ得られます。
よくある質問
100MbpsでVPN使用時に何Mbps期待できますか?
国内サーバー+WireGuardの組み合わせなら約90Mbps、米国サーバー+OpenVPNなら約37〜45Mbps程度です。
VPN接続中に4Kストリーミングはできますか?
4Kストリーミングには最低25Mbpsが必要です。500Mbpsの回線で損失率40%以下なら問題ありません。画質が落ちる場合は近くのサーバーに切り替えてください。