到着時間の計算がややこしい理由
海外旅行を計画する際、飛行機が目的地にいつ到着するかを正確に把握するのは意外と面倒です。出発時間、飛行時間、そして出発地と目的地の時差という3つの変数を同時に考慮する必要があるからです。航空券には通常、現地時間が記載されていますが、乗り継ぎが多い場合や、現地に住む家族・友人に迎えに来てもらう時間を知らせる時には、自分で計算して確認する作業が必要になります。
計算の仕組み
到着時間を計算する原理はシンプルです。まず時差を無視して、「出発時間」に「飛行時間」を足します。こうして出た時間は、出発地を基準とした到着時間になります。次に、この時間に目的地の時差を反映させます。目的地が出発地より時間が進んでいる場所なら時差の分だけ足し、時間が遅れている場所なら時差の分だけ引けば、目的地の正確な現地到着時間が出ます。
日付変更線(International Date Line)のマジック
太平洋の真ん中を通る日付変更線を通過する時、時間は非常に興味深い進み方をします。日本からアメリカ(西から東)へ行く時は、日付変更線を越えることで1日を得ることになります。例えば、日本を火曜日の夜に出発して10時間飛行機に乗ったのに、到着してみるとアメリカはまだ火曜日の朝だった、ということが起こります。逆に、アメリカから日本へ帰る時は日付変更線を越えることで1日を失い、金曜日に出発したのに日本に着くと日曜日になっていることもあります。
サマータイム(DST)に注意
時差を計算する際に最も気をつけなければならないのがサマータイム(夏時間)です。すべての国がサマータイムを実施しているわけではなく、実施している国でも開始日と終了日が異なります。例えば、アメリカとヨーロッパではサマータイムの開始・終了時期が数週間ずれるため、この期間に旅行する場合は普段の時差と1時間異なることがあります。旅行する正確な日付を基準にして時差を確認することが重要です。