⚖️会社員とフリーランスの手取り収入比較

会社員とフリーランスの手取り収入比較

*交通費、通信費、機材代、家賃按分など(通常20〜40%)

同じ500万円、どちらの働き方が手元にお金が残る?

近年、場所に縛られない働き方としてフリーランスや個人事業主として独立する人が増えています。独立を検討する際、一番最初に直面するのが「お金」の問題です。「会社員として年収500万円もらっているから、フリーランスで500万円売り上げれば生活レベルは同じだろう」と考えるのは非常に危険です。結論から言うと、同じ額面(総収入)であっても、税金、社会保険料、そして業務経費を差し引いた後の「手元に残るお金(実質手取り)」は大きく異なります。

会社員(給与所得者)の隠されたメリット

会社員の最大の強みは、見えない部分での会社からの金銭的サポートです。会社員は毎月の給与から所得税や住民税、社会保険料が天引きされます。ここで重要なのは、健康保険料と厚生年金保険料の半分(労使折半)を会社が支払ってくれているという事実です。また、有給休暇、交通費支給、福利厚生、そして退職金といった「目に見えない収入」が多数存在します。一見すると税金で多く引かれているように感じますが、会社が負担しているコストを考慮すると、非常に手厚い保障を受けていることになります。

フリーランス(個人事業主)の罠

一方でフリーランスは、入金された売上がそのまま自分の口座に入ってくるため、一見すると収入が増えたように錯覚しがちです。しかし、翌年の確定申告の時期になると厳しい現実が待っています。フリーランスは国民健康保険と国民年金に加入し、保険料を全額自己負担しなければなりません。売上が上がるほど国民健康保険料は高騰し、重い負担としてのしかかります。

さらに、会社員時代は会社が支給してくれたパソコン代、通信費、交通費、仕事の打ち合わせでの飲食代など、すべての「業務経費」を自腹で支払う必要があります。本ツールで「予想経費率」を入力するのはこのためです。総売上からこれらの経費と、高額な税金・保険料を差し引いたものが、フリーランスの真の「手取り収入」となります。

独立前に必要な売上目標は?

多くの専門家や先輩フリーランスは、「会社員時代と同じ生活水準を保つためには、会社員の額面年収の1.3倍〜1.5倍の売上が必要」とアドバイスしています。有給休暇がないことや、仕事が途切れるリスク、将来の年金額の少なさを考慮すると、より多くのキャッシュを手元に残しておく必要があるからです。勢いで独立する前に、本シミュレーターを使って目標とする売上と手取りのギャップをしっかり把握し、計画的な独立準備を進めましょう。