不動産間接投資の主役、REITの魅力と収益構造
「ビルの一角を所有して家賃収入を得たい」という夢を、少額から叶えてくれるのがREIT(不動産投資信託)です。REITは、個人では到底手の届かない大規模な商業ビル、物流施設、ホテル、マンションなどを複数の投資家で共同所有する仕組みです。証券取引所に上場しているため、現物の不動産とは異なり、スマホ一つでいつでも売買できる「流動性の高さ」が最大のメリットです。
REITの最大の特徴は、その「高い還元性」にあります。多くの国において、利益の大部分を投資家に分配することを条件に法人税が免除されるという優遇措置が取られています。このため、一般企業の株式と比較しても配当利回りが高くなる傾向があり、安定したインカムゲイン(定期収入)を求める個人投資家や、年金基金などの機関投資家からも根強い人気を誇っています。
しかし、投資である以上リスクも存在します。REITは物件購入のために多額の借り入れを行っているため、市場金利の上昇は利払い負担の増加を招き、分配金の減少や価格下落の要因となります。また、テナントの退去による空室率の変化や、物件の老朽化に伴う維持費の増大など、裏付けとなる不動産の質を見極める目も必要です。本シミュレーターを活用して、現在の価格でどの程度のキャッシュフローが期待できるのかを把握し、自身の生活設計に合わせた最適な不動産ポートフォリオを検討してみてください。
よくある質問 (FAQ)
A: 日本国内のREITの場合、通常の株式と同様に20.315%(所得税15.315%、住民税5%)が源泉徴収されます。NISA口座を利用すれば、非課税で受け取ることが可能です。
A: 各REITの決算期によりますが、年2回(例えば3月と9月など)支払われるのが一般的です。異なる決算期の銘柄を組み合わせることで、毎月分配金を受け取るような工夫も可能です。
A: 株式でいうPBRにあたる指標で、REITが保有する純資産の価値に対して、現在の株価が割安か割高かを示す指標です。1倍を下回ると割安と判断される一つの目安になります。