倍率から薬量へ、薬量から水量へ
倍率希釈は計算自体は単純なのに、現場で最もよく間違える部分です。この計算機は、調製する水量と製品ラベルの希釈倍率を入れると、必要な薬量をmL(水和剤はg)で示し、さらにタンク1杯に入れる薬量と必要な杯数まで同時に表示します。逆に、残った薬を使い切るには水を何L用意すればよいかも同じ画面で逆算します。
計算の根拠は水1L = 1,000mLという単位換算と比例式だけです。必要薬量 = 水量(L)×1,000÷希釈倍率、調製液の濃度 = 100÷倍率(%)、杯数は水量をタンク容量で割って切り上げます。希釈倍率は定数にしていません。同じ薬剤でも登録された作物と対象病害虫によって倍率が異なるからです。2026年11月時点で使う製品ラベルの使用方法・使用基準に記載された倍率をそのまま入力してください。
登録された作物・病害虫ごとの希釈倍率、使用時期・使用回数・収穫前日数は必ず製品ラベルに従ってください。ラベルより濃く調製すれば薬害と残留の問題が、薄く調製すれば防除の失敗と抵抗性の問題が生じます。このページは希釈の計算だけを扱い、薬剤の選択・混用の可否・防除時期の判断は扱いません。この計算機は参考用で法的効力はありません。実際の使用基準は製品ラベルと農薬登録情報、都道府県の病害虫防除所で確認してください。
よくある質問
倍率希釈は水量を倍率で割る計算です。水20Lは20,000mLなので、1,000倍なら20mL(水和剤なら20g)になります。
必ず使う製品のラベル(使用方法・使用基準)に登録された作物と病害虫ごとに記載された希釈倍率を入れてください。作物や対象病害虫が違えば同じ薬剤でも倍率は変わるので、他の作物の値や慣行で聞いた倍率を入れてはいけません。
手持ちの薬量の欄に残っている薬の量を入れると、ラベルの倍率でそれを使い切るのに必要な水量とタンク杯数が出ます。水を少なくして濃度を濃くする使い方はしないでください。