乾物で決めて現物で量り取る
飼料の給与量は乾物基準で決まるのに、実際に量り取るのは水分を含んだ現物です。この計算機は体重と乾物摂取量の比率で1日の乾物摂取量を先に求め、粗飼料の割合で乾物を分けた上で、各飼料の乾物率で割って現物給与量に換えます。頭数を入れれば全体の1日所要量と30日所要量まで出るので、飼料の発注単位を決めるときに使えます。
計算の根拠は比例式だけです。1日の乾物摂取量 = 体重×乾物摂取量の比率、粗飼料の乾物 = 乾物×粗飼料の割合、現物給与量 = 乾物÷(乾物率÷100)です。乾物摂取量の比率は定数にしていません。品種や成長段階、飼料の品質によって変わる値なので、日本飼養標準や地域の畜産技術指導機関の資料を確認して入れる必要があります。2026年11月時点でも推奨値は更新されることがあります。
成長段階は粗飼料と濃厚飼料の比率の方向だけを示します。このページは給与量の配分だけを扱い、飼料費と出荷収益は扱いません。肥育期間と損益を見たい場合は和牛肥育の収益計算機を使ってください。飼料の比率を急に変えると消化障害が起こることがあるため、変更は段階的に行い、実際の飼養設計は指導機関の助言も受けてください。
よくある質問
乾物は水分を除いた飼料の実際の量で、現物は倉庫からそのまま量り取る重さです。飼養標準は乾物基準で示されるので、給与するときは飼料の乾物率で割って現物給与量に換える必要があります。水分の多いサイレージは現物量がずっと大きくなります。
体重比の乾物摂取量は品種や成長段階、飼料の品質によって変わります。日本飼養標準や地域の畜産技術指導機関の資料を確認して入れてください。初期値を置くと全体の給与量がまるごとずれるため入力欄にしています。
いいえ。このページは給与量の配分だけを扱います。飼料費と出荷収益を併せて見たい場合は和牛肥育の収益計算機を使ってください。ただしここで出た30日所要量に飼料単価を掛ければ、おおよその月の飼料費は見当がつきます。