完成サイズから逆算して制作サイズを求める方法
陶芸でよくある失敗の一つが、目指す完成サイズそのままの大きさで粘土を作ってしまうことです。粘土は乾燥する際に水分が抜けて1次的に縮み、窯で焼成される際に粒子がさらに強く結合して2次的な収縮が起こります。磁器土のように高温で焼く粘土は総収縮率が12〜15%に達し、完成品は元に作ったサイズよりも明らかに小さくなります。
この計算機は逆方向からアプローチします。最終的に欲しい完成サイズと使用する粘土の種類を入力すると、収縮を考慮して今どれくらい大きく作るべきかを逆算して表示します。例えば完成サイズ10cmを目標に高火度陶土(収縮率11%)を使うなら、今作るべきサイズは約11.24cmと計算されます。ポリマークレイのようにほぼ収縮しない材料であれば、目標サイズのまま作っても問題ありません。
実際の収縮率は粘土のブランドや焼成温度によって多少変わるため、精密な作業が必要な場合は使用する粘土の製品仕様も合わせて確認することをお勧めします。
よくある質問
粘土は焼くとなぜ縮む?
粘土内の水分が乾燥時に抜けて粒子同士が密になり、焼成の際は高温でさらに粒子が結合して体積が追加で縮むためです。
ポリマークレイも収縮率を考慮すべき?
ポリマークレイはオーブンで焼いても水分がほとんどなく収縮がほぼ発生しないため、特に補正は必要ありません。
収縮率は縦横とも同じように適用される?
均質な粘土であれば通常方向にかかわらず似た比率で収縮するため、この計算機は縦・横・高さに同じ収縮率を適用します。