臓器移植の費用で見落とされやすいのは手術費ではなく手術の後です。移植した臓器を守るには免疫抑制剤を飲み続ける必要があり、1か月の薬代が大きくなくても10年なら120か月分が積み上がります。手術の費用と1か月の薬代、飲む月数を一緒に入れると、手術1回の負担と薬で積み上がる負担が並んで出ます。
計算は、移植手術の費用に入院の負担割合をかけて(10円未満四捨五入)保険と併用できる自費を足し、免疫抑制剤の1か月の費用に外来と薬の負担割合をかけて飲む月数を乗じ、両方を合わせる方法です。窓口負担の割合は未就学児が2割、就学から69歳が3割、70歳から74歳が2割(現役並み所得は3割)、75歳以上が1割(一定以上の所得は2割、現役並み所得は3割)という区分で、2026年10月時点のものです。
公費の助成や保険者の制度で負担が下がる場合は、案内された割合を手術側と薬側それぞれの直接入力に入れてください。金額や対象は制度と自治体で変わるためあらかじめ持ちません。保険と併用できる自費は差額ベッド代・文書料・選定療養などに限られ、保険外の治療・薬を同じ診療で使うと混合診療となり、原則として全体が自由診療(全額自費)になります。高額療養費制度により、実際の月の負担は所得区分ごとの自己負担限度額までになります(この計算には含みません)。表示される手術の窓口負担は割合をかけただけの金額で、実際の支払いはこれより大幅に少なくなることがあります。提供する側の検査や手術の費用、移植を待つ間の検査費には対応していません。実際の金額は医療機関と保険者に確認してください。
出典:厚生労働省「診療報酬点数表」・全国健康保険協会(協会けんぽ)(2026年10月時点)。窓口負担は1回の会計の保険適用分に割合をかけ、10円未満を四捨五入します(健康保険法第75条)。
よくある質問
免疫抑制剤は移植の後も飲み続ける薬で、月数が総額を左右します。10年で見たいときは120を入れてください。
いいえ。この計算機は移植を受ける側の手術と薬代だけを計算し、提供する側の検査や手術の費用には対応していません。
免疫抑制剤の1か月の費用を変わった金額に直し、残りの月数で計算し直してください。