テスト自動化は感覚ではなく数字で判断しましょう
「テストを自動化すべきか?」という質問に多くのチームは感覚で答えます。しかし自動化には明確な構築コスト(スクリプト作成、環境構築、保守学習)がかかり、そのコストを回収するのにかかる時間も計算可能です。繰り返し実行されるテストほど、そして手動テストと自動化テストの時間差が大きいほど回収期間は短くなります。
この計算機は手動テスト1回の所要時間、週間実行回数、自動化構築にかかる時間、自動化後1回の実行時間、時間当たり人件費を入力して、損益分岐点(構築コストを回収するのにかかる週数)と年間純節約額を計算します。例えば毎週10回繰り返す30分のテストを5分に減らす自動化なら、構築に40時間かかっても数週間で投資を回収し、その後は純利益に変わります。
逆にほとんど実行しないテストや自動化後も時間があまり減らないテストは、回収期間が非常に長くなる場合があります。こうした場合は自動化よりもテスト自体を削除・統合する方が良い選択かもしれません。自動化は目的ではなく手段であることを念頭に置き、実行頻度が高く手動比の時間節約効果が大きいテストから優先順位を決めるのが良いでしょう。
よくある質問
必ずしもそうではありません。ただ優先順位が下がるため、実行頻度の高いテストから自動化する方が効率的です。
この計算機は初期構築コストのみを反映します。実際には自動化スクリプトの保守コストも定期的に併せて考慮する必要があります。
いいえ。実行頻度が低い、またはUIが頻繁に変わるテストは自動化効率が低い場合があるため、選別的に適用するのが良いでしょう。