マイクロサービスの罠、積み重なる遅延
モノリシックアーキテクチャをマイクロサービスに分割すると開発・デプロイは柔軟になりますが、1つのリクエストが複数のサービスを順に経由する分、遅延が積み重なる罠が生まれます。各ホップの遅延が30msと小さく見えても5段階経由すれば150msを軽く超え、さらに通信オーバーヘッドが加わるとユーザーが感じる応答速度は明らかに遅くなります。
このツールはリクエストが経由するサービスホップ数とホップ当たり平均遅延を掛けて基本遅延を求め、シリアライズやTLSハンドシェイクなどで発生するネットワークオーバーヘッド(%)を追加で反映し、実際に近い全体遅延を予測します。
予想遅延が大きすぎる場合は、不要なホップを減らしたり、順次呼び出しを並列呼び出しに切り替えたり、gRPCのような軽量プロトコルやキャッシュ層の導入を検討しましょう。遅延はユーザー体験だけでなくサーバーリソースの使用量にも直接影響するため、アーキテクチャ設計の初期段階で確認するのがおすすめです。
よくある質問
1つのリクエストを処理するために順に呼び出す必要があるサービスの数を意味します。APIゲートウェイから最終的なデータベースまでの段階を数えます。
サービス間通信にはシリアライズ、デシリアライズ、TLSハンドシェイクなど純粋な処理時間以外の追加コストが発生するため、これをオーバーヘッドとして反映します。
不要なホップを減らす、並列で呼び出せるリクエストを同時に処理する、gRPCのような軽量プロトコルとキャッシュを導入するのが代表的な改善方法です。