レンタカー1台の収益計算機の使い方
レンタカー事業で台数を増やすかどうかを決める前に、まず1台が1か月でいくら残すのかを知る必要があります。この計算機は車両価格と減価償却率、1日あたりの貸出料金、稼働率、任意保険・整備・税金・車庫などの固定費を入れると、月間の純利益と投資の回収期間を計算します。個人が自分の車を貸すカーシェアリングの収益は扱いません。
収益を左右するのは稼働率です。1か月30.4日のうち実際に貸し出された日の割合が稼働率で、これに1日あたりの料金を掛けたものが売上になります。稼働率が下がれば売上は減るのに固定費は変わらず出ていきます。繁忙期と閑散期の稼働率をそれぞれ入れて二度計算しておくと安全です。
月間の純利益は売上から経費と減価償却費を引いた金額で、回収期間は減価償却を除いた現金の流れで車両価格を取り戻すまでの期間です。減価償却は現金が出ていくものではなく売却時に戻るため、採算は純利益、資金回収は現金の流れで見ます。
レンタカー事業は自家用自動車有償貸渡業の許可(道路運送法第80条)が必要で、任意保険料や自動車税・車検費用は条件で大きく変わり、改定もあります。入力欄の値は例です。2026年10月時点の内容で、実際の事業計画は保険会社の見積りと運輸支局の案内で確認してください。
よくある質問
地域・車種・季節で差が大きいため一つの目安を示すのは難しいです。まず閑散期の低い数値で入れて純利益が残るかを確かめ、繁忙期の数値でもう一度計算して幅を見る進め方をおすすめします。
純利益には現金が出ていかない減価償却費が費用として入り、回収期間は口座に残る現金で車両価格を取り戻す期間を見ます。採算の判断は純利益、資金計画は回収期間と分けて見るのが正しい使い方です。
売上は台数に比例しますが、車庫と管理の手間、事故が起きる確率も一緒に増えます。1台あたりの純利益が十分に残ることを確かめてから増やし、増やすたびに稼働率が保てるかを計算し直してください。