ロアアームは丸ごと換えるときとブッシュを圧入するときで違います
ロアアームの修理には2つの道があります。アッシーで丸ごと交換すればブッシュもボールジョイントも一度に新しくなりますが部品代が上がります。ブッシュだけ圧入交換すれば部品代は下がるものの、圧入の設備がある工場でなければできず、ボールジョイントのガタはそのまま残ります。この計算機は2つの道を同じ条件で並べて計算し、差額を見せます。
ここに必ず付いてくるのがアライメント調整です。ロアアームはタイヤの角度を支える部品なので外すとトーがずれ、調整しないとタイヤが片減りします。そのため2つの道のどちらにも同じ調整費用を足して比べています。金額はすべて入力欄にしました。車種と工場で何倍も開くため平均値を書けません。
現場で金額が跳ねる場所
| 場所 | 跳ねる理由 | 確認すること |
|---|---|---|
| ボールジョイント一体 | 部分交換ができない | 部品の構成図 |
| 圧入設備がない | アッシーしか選べない | 工場の設備 |
| ボルトの固着・錆 | 切断やタップ修正 | 固着処理の有無 |
| 左右同時 | 脱着の技術料が2倍 | 反対側の状態 |
| 調整の省略 | タイヤの片減り | 調整が含まれるか |
この計算機で扱わないこと
- 足回りのゴム部品全体を並べて交換の緊急度を決める判断
- スタビライザーリンクやタイロッドエンドの交換費用
- ショックアブソーバー・スプリングの交換と車高調整
- 異音や振動から原因の部品を探す診断
2026年10月時点の案内です。ブッシュ圧入は設備のある工場でしかできないので、両方の方法ができるか尋ねたうえで2~3社から見積もりを取って比べてください。最終的な金額は車を見た工場に確認が必要です。
よくある質問
ロアアームにはゴムブッシュとボールジョイントが一緒に付いていて、ボールジョイントにガタが出ていればブッシュを新しく圧入してもガタは残ります。ボールジョイントが一体で作られている車種だと部分交換そのものができず、アッシーになります。
傷んでいるのが片側だけなら片側交換でも問題ありません。ただし同じ距離を走った反対側のゴムも同じように劣化しているので、近いうちにまた外すことになり脱着の技術料がもう一度かかります。両側の金額も並べて比べてみてください。
ロアアームはタイヤの角度を支える部品なので、外すとトーがずれます。調整しないとハンドルが片側に取られたりタイヤが片減りして、結果的にタイヤ代のほうが高くつきます。