冬季にEVの航続距離が落ちる仕組み
電気自動車のバッテリーは低温下で化学反応が遅くなり、実際に使える容量が減少します。さらにヒーターが走行用バッテリーから電力を消費するため、エンジン廃熱で暖房できるガソリン車よりも消費が大きくなります。高速走行は空気抵抗の増大により消費電力を押し上げます。これらが重なると、カタログ航続距離から40%以上減ることもあります。
計算方法について
実走行距離 = カタログ航続距離 × 気温効率 × 速度効率 × ヒーター効率。各効率係数は実測データをもとにした推定値です。車種やバッテリー化学組成によって実際の数値は異なる場合があります。
よくある質問
プレコンディショニングはどのくらい効果がありますか?
充電中にプレコンディショニングを行うと、バッテリーを最適温度(約15〜25°C)に保ったまま出発でき、低温ロスを20〜30%程度削減できます。充電器から電力を使うため走行可能距離への影響はありません。
冬は充電上限を100%にすべきですか?
寒い季節は最大航続距離を確保するため100%充電が推奨されます。80%制限は主に暖かい季節の日常充電でバッテリー劣化を防ぐためのものです。