全損判定とはどんな仕組みですか?
日本の損害保険では、修理費が車両時価を超える場合を「経済的全損」と呼び、全損処理の対象となります。また修理費が時価の概ね80%以上に達する場合も全損扱いとする保険会社が多くあります。全損の場合、保険会社は車両時価(協定保険価額)を保険金として支払い、車両は保険会社に引き渡すことが一般的です。修理費率が70〜80%前後のグレーゾーンの場合は、担当者と交渉できる場合もあります。
車両時価の算定方法
車両時価は損害保険料率算出機構が公表する「参考純率」に基づき、車種・年式・走行距離などを考慮して算出されます。同一車種の中古車市場価格に近い水準で設定されます。正確な時価は加入している保険会社に問い合わせるか、中古車査定サービスを利用して確認してください。
よくある質問
全損処理後の等級はどうなりますか?
全損でも保険を使えば翌年の等級がダウンし保険料が上がります。ただし相手方の過失が100%で相手保険会社から支払われる場合は、自分の保険を使わないため等級は変わりません。
全損後も修理して乗り続けることはできますか?
可能ですが、保険金(時価額)を受け取った上で自費修理を追加する形になります。修理費が時価を大幅に超える場合は経済的に不合理なケースが多いため、買い替えのコストと比較して判断することをお勧めします。