為替リスクヘッジコストの計算方法
輸出入企業は為替変動によって損益が大きく揺れます。ヘッジをしなければ為替が有利に動いた際に利益を得られますが、不利に動けば大きな損失を被る可能性もあります。ヘッジをすればこのボラティリティを除去する代わりに、決まったヘッジコストのみを確定的に支払います。
計算式
- 円換算エクスポージャー = 取引金額(ドル) × 現在の為替レート
- 無ヘッジ時の損益 = エクスポージャー × 変動率 × (輸出 +1 / 輸入 −1)
- ヘッジコスト = エクスポージャー × ヘッジコスト率
例えば輸出企業が10万ドル(レート150円)を保有し、為替が5%円安に動くと予想する場合、約75万円の追加利益が期待できますが、これをヘッジするとボラティリティなしでヘッジコスト(約2万2,500円)のみが確定的に発生します。
よくある質問
円安になるとなぜ輸出企業に有利ですか?
輸出企業はドルで売上を受け取り円に換算するため、円安になれば同じドル金額がより多くの円に換算され有利になります。反対に輸入企業は支払いコストが増え不利になります。
ヘッジをすれば損失を完全に防げますか?
為替予約などでヘッジすると変動によるほとんどのボラティリティを除去できますが、ヘッジコスト(手数料)は為替が有利な方向に動いても同様に発生します。
ヘッジすべきかどうかはどう判断しますか?
予想される為替変動による損失規模がヘッジコストより大きく、変動性が高いと判断される場合はヘッジしてリスクを減らす方が有利です。